Case Study 03
いいちこフラスコボトル
デザイナーのこだわりが、素材を決めた。
三和酒類株式会社様「いいちこ」の頂点に立つ本格麦焼酎、いいちこフラスコボトル。1998年の発売以来つくり続けられ、2000年にはグッドデザイン賞を受賞。アートディレクター河北秀也氏が「美しすぎて、捨てるのに勇気がいる」と語った、日本で最も知られた酒瓶のひとつです。
そのガラスボトルを、ハリオサイエンスは素材から一貫して製造しています。飲み終えた後も、花器やデキャンタとして使い続けられる——その思想を、リサイクル可能なホウケイ酸ガラスが支えています。

Client Profile会社名三和酒類株式会社設立昭和33年9月5日事業内容麦焼酎「いいちこ」をはじめとして、清酒・ワイン・ブランデー・リキュール・スピリッツなどを幅広く手がける総合醸造企業所在地大分県宇佐市大字山本2231番地の1
Development Story
譲れない形状に、応える技術。
理科室のフラスコを思わせる、あの澄んだたたずまい。このかたちは、デザインとして一切の妥協が許されないものでした。
それを叶える答えが、首と胴を別々に成形し、つなぎ合わせる「接合」でした。しかし、一般的なソーダガラスにこの加工はできません。管繋ぎに耐えられるのは、二次加工性に優れたホウケイ酸ガラスだけ。かたちへのこだわりが、素材を必然的に決めたのです。
「きれいな酒」を見せる、透明度。
いいちこフラスコボトルは、”きれいな酒”を追い求めて生まれた焼酎です。その澄んだ中身を見せるボトルには、ガラス自体の清らかさが求められます。
HARIO Glass®は、泡切り(清澄)に塩を用いる製法。重金属系の清澄剤に頼らず、際立った透明度を生み出します。ボトルの透明感そのものが、ブランドの思想を体現しています。
素材から接合まで、一貫できる工場。
ホウケイ酸ガラスの溶解から成形、そして接合をはじめとする二次加工まで。この全工程を国内で一貫して担える体制が、四半世紀を超えてブランドの顔を支え続けています。
— この事例が示すこと
型で成形して、終わりではありません。接合、穴あけ、取っ手付け——二次加工できることが、ホウケイ酸ガラスの強みです。図面のない構想段階からでも、素材を知る工場としてご相談に応じます。
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